ペレポスト2号ゴールドに発芽生育する
 クジャクシャボテン。

 クジャクシャボテンは南米の着生シャボテン。
 カトレアと同じ樹の枝に着生する。
 つまり、ラン菌による枯れ落ち葉分解養分で
 生き続ける。
 月下美人も同じ。
 アナナス、カニバシャボテンも同じ。
ランがラン菌と共生した
       もう一つの理由


    ペレポスト栽培では「水道水」を使っても大丈夫な理由。
    材木腐朽菌の分解能力はスゴイネ。
    有害物質の分解能力。
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kouza 2ag

ランがラン菌と共生した理由は・・・これまで光合成、エネルギー調達の面から記述してきた。
しかし、共生の理由はそれだけではない!

自生地に観察にいかれた人は、同じ枝に他の植物も着生している光景を目にしているはずである。
なぜ、同じ枝、樹に他の植物も生きていられるのか。
ラン独占、占有のエリアではないのか?
それを当然、当たり前と見てきた人は、材木腐朽菌の素晴らしい働きに目を向けなかった人である。
樹の上にも熾烈な生存競争が繰り広げられている。
決して天空の楽園などではない!
小さな身体のランが・・・身を寄せ合って生きているにすぎない!


ラン菌(材木腐朽菌)と他の植物も共生している!
同じ菌を共有している!
他の植物とも・・・ネットワークを構築して・・・ランはi生き続けて来た!
これが樹上の生態系である。
コケ、地衣類、枯れ落ち葉、材木腐朽菌・・・。
この中で蘭の種子は芽生え、プロトコームとなり・・・やがて発芽。

ところが、地上にも樹上にも・・とんでもない植物がいる。
例えばセイタカアワダチソウ、アスパラカス・・・のように毒素を出して、
他の植物が繁殖出来ないようにするものもいる。
更に葉の中に有害物資を含ませているものもある。
イチョウ・・・。
防菌成分を含有する植物もある。
若し、イチョウの葉を、銀杏の皮の成分を分解できないのであれば、
イチョウの自生地は・・・葉、実の有害成分土壌になってしまう。
更にカラマツに多く含まれるタンニン。
これを分解できないようでは・・・カラマツの死骸は・・・・土壌に還ることは出来なくなる。
こういう毒素ともラン菌は戦わなければならない!
菌糸を伸ばすためには・・・・。
そういうことで材木腐朽菌は・・・こういう物質を分解する能力を持っている!
植物が出す老廃物・・・塩水・・・ダイオキシンまで分解する。
この材木腐朽菌の力で、樹上で多くの植物がともに生息しているのである
同じ枝に・・・多くの他の植物が生育できるのは材木腐朽菌のお陰である!
だからペレポストは、ランのみでなく・・・多くの植物が作れるのである。
ラン菌のいない水ゴケ、バーク、軽石栽培では、
この老廃物、塩素の分解がないから・・・これが大きな悩みになる。
大鉢栽培が・・・相当難しいのはこの理由で、
いかに鉢内、鉢底を汚染させないか・・・・この努力は相当なもの。
ペレポストは無造作に大鉢作り出来る。
鉢内に自浄システムが無造作に構築できるからである。
自生地の地面、枝を再現しているからである。
ランにとって、自生地では「地球が鉢」だからである。
地球より大きな鉢はない!
30cm、50cmの鉢を・・・大鉢とはいわない!

ペレポストには材木腐朽菌が生息している。
だから・・・水道水に含まれる「塩素」。
この塩素を含んだ水道水を潅水に使用しても・・・全然問題が起こらない。
素晴らしい生育をすることに代わりはない。
植物の中には・・・海水を被るエリアに自生しているものが多くある。
ランの中にも
 C、intermedia   
 Soph cernua Lindl・・・・・

海水が葉を洗う場所にも生息している。
当然、プロトコームも・・・海水が含んだコケの中で生き続ける!
ということは・・・ラン菌が海水の含んだ枯れ落ち葉に生息し、
リグニン、セルロースを分解しているということになる。
海水。
この潮を被っても・・・濃度が低ければ植物生きてゆける。
海の中で生命は誕生したからである。
海水には植物必須元素の16元素の全てが含んでいるが・・・問題は炭素。
植物の乾燥重量の約96%は・・・炭素、水素、酸素。残りの6%で13の元素である。
ランの無菌培養の成分は・・・海水を再現真似たものである。
炭素は…糖類を添加
液体培養でもプロトコームは生きて繁殖出来るのは・・・生命誕生の起原が海水だからである。
これを利用して植物工場が生まれた。
しかし、ここで注意しなければならないのは、ランで説明すれば、
プロトコームが生存出来る水分、湿度が無ければならないということ。
水ゴケ栽培のようなカラカラ乾燥は自生地には絶対ないということである!
この湿度でなければ材木腐朽菌も活動できないということ。
当然乾燥状態では・・・枯れ葉を分解できない。
若し、ラン菌が生息できなければ、海辺の潮が洗う場所でCインターメディアは生きることは出来ない!
なぜなら・・・毎年充分な光合成が出来るほど・・このエリアは優しくないからである。
光合成が充分出来ない年は、激しい衰弱が株を見舞う。
こういう時に・・・材木腐朽菌の作る糖が・・・地獄で仏にあったようなめぐみとなる。
ランは、ランだけの自分の力だけでは永く生きられない植物である。
この自力で生きられない植物ということを・・・
これまでのラン栽培法では削除してきた。

ペレポストの自生地再現栽培というのは・・・自生地におけるラン菌との共生、
他の植物をも包括した生態系・・・こういう状況を鉢に再現することなのである。
しかし、これを考えると…自生地に降るスコールと水道水の差異、水道水に含有する塩素。
この塩素と植物の関係が問題になり、更にはペレポストの材木腐朽菌との関係がどうなのかということが出てくる。
水道水に含まれる塩素ガス、塩素化合物の晒しこ。
Ca(ClO)2.
塩素、植物必須元素の一つ。
地球ではこの塩素はマントルに99,6%含んでいる。
元素の中で18番目に多くあり、海に0,1%保存されている。
だから、塩素は植物に必要な元素であるが・・・・
水道法では水1Lに0,1mg以上含有していなければ成らない。(殺菌のため)
鉢栽培では、この水道水を頻繁に潅水に用いるため、この害が起こる。
鉢を乾燥させると塩素化合物は「塩」だから・・この濃度が高くなって「塩害」が起こる。
つまり、鉢にこの塩素化合物を分解する木材腐朽菌が生息しないと、
砂漠の塩害と同じ状況になる。
白色木材腐朽菌は・・・塩素化合物を燃やすと出来るダイオキシンを分解する能力を持つ。
ダイオキシンとリグニンは非常に似た構造をもっていることから、
白色木材腐朽菌に注目したということ。
つまり、ペレポストのラン菌〔白色木材腐朽菌)は、水道水の塩素から生まれる塩素化合物を、
分解する能力を持っている。
そういうことで・・・水道水を潅水しなければならない人は、ペレポスト栽培すれば良い。
ラン以外の植物の鉢栽培では、ペレポストを少しミックスして、
鉢内に白色木材腐朽菌を繁殖させれば良いことになる。

そういうことで「菌根イソギク緑化」を発明できた。
イソギクも黒潮洗う海岸に自生している植物。
劣悪な土壌でも生きられる。
この能力を緑化に利用できるということを発見した。・・・・だから特許。
多くの植物も材木腐朽菌と共生している。
だから、海辺に多くの植物が自生している!

ところがラ菌が生息していない用土に水道水を潅水すると・・・・
相当影響が出る。
特に・・・・株分けした後乾燥させると・・・大きな影響が出る。
ランがラン菌と共生した理由には、
この毒素、老廃物分解能力を利用することでもあった!


しかし、ペレポストも放任すれば約二年でリグニン、セルロースがほぼ分解される。
その後、材木腐朽菌は・・・食べ物がなくなるので・・・元気がなくなる!
こうなる前に・・・・
植え替えるか・・・・鉢の表面に新しいペレポストをパラパラ撒く。
こういうことをすると・・・1,2年植え替えを先に伸ばすことが出来る。
理想は・・・2年ごとに大きな鉢に鉢上げすること!
こういうラン菌とペレポストの関係を理解しない人は・・・・
ペレポストは1年目は素晴らしい生育をするが・・・2年以降作落ちする・・・という。
これでは・・・宇井清太がなんのために「枯れ落ち葉」をくどくどと説明しているかわからない。
ペレポストは他の用土とは意味が違うのだ。
解からないのも無理もない・・・。
これまでどんなほんを読んでも、テレビでも・・・枯れ落ち葉も・・・
材木腐朽菌の炭素循環も・・・・説明されてこなかった!
ギフトでもらった鉢の「咲かせ方」!
出版社は頭がイイ!
時流に乗った本を出す。
今年は・・・アベノミックスの経済の本。


テレビは・・・芸能人のクイズ王。
大した記憶力であるが・・・・しかし・・・それでランは作れない。
どんなに多くのランの本を読んでもランは作れない。
本に間違ったことが・・・若し・・・書かれていたら・・・・
間違ったことを記憶してしまう。コワイことである。
だから・・・ほとんど人は、ラン菌も枯れ落ち葉も・・・全然関係ないラン作りを覚え、
行い続けて来た・・・。
若し・・・・30年前に・・・権威者が・・・ラン菌のこと、材木腐朽菌のこと、
炭素循環のこと・・・記述していれば・・・。
ここまでエビネも・・・衰退、絶種しなかったのではないか?
宇井清太もペレポスト発明が・・・30年遅かった!
悔やんでいる。